茨城県境町の清水丘聖地霊園第一霊園にて、全面石貼りでスッキリした丘カロートの洋型墓石を建立
埼玉県久喜市にて、お墓・石材のお仕事をさせていただいております、木村石材店 石原です。茨城県境町の清水丘聖地霊園第一霊園にて、全面石貼りでスッキリしたデザインの洋型墓石を建立させていただきました。
清水丘聖地霊園第一霊園 約３㎡ 中国松山石
今回ご紹介するのは、茨城県境町にある清水丘聖地霊園第一霊園での建立事例です。清水丘聖地霊園第一霊園は弊社からは車で30分ほどのところで、時々お仕事をさせていただいています。ホームページをご覧になったお客様からメールでお問合せをいただきました。ほかにもネットで色々調べられて、「ここにお願いしよう」とご連絡くださったそうです。
現地でお客様と待ち合わせてお墓を建てる場所を確認しました。数年前に取得されていたそうで、広さは約３㎡です。お墓については、「なるべく費用を抑えたい」「１周忌までに納骨をしたい」とご希望でした。周りのお墓を見ながらご希望を伺って、まずは図面を作成してご提案しました。
最終図面です。2パターンご提案して何度か調整し、こちらでOKをいただきました。全面石貼りでスッキリとした、丘カロートタイプの洋型墓石です。最終的には物置石も設置することになりました。
工事開始です。基礎工事のため根掘りをしています。第二霊園と同様に、硬いしっかりした地盤だなと感じました。
割りグリを入れて転圧します。しっかり地固めをします。
転圧が終わったら枠組みをして中に配筋し、コンクリートを流し込む準備をします。
生コンの打設が終わりました。中央は納骨室の下にあたる部分で土のまま仕上げます。基礎がきれいな直線で仕上がるように心がけています。
しばらく養生して基礎が完成しました。中央は土のままなので、お骨壺がいっぱいになったらここからご遺骨を土に還すこともできます。
基礎の上に石の据え付けが始まりました。入口の石貼りをしています。大判の石を使用して、石と石の間も接着しながら進めます。
丘カロート部分を設置しています。水平を確認しながら進めていきます。
奥に石の底板を敷き、この上にお骨壺を納めます。両サイドの丸い穴は空気口です。湿気が溜まりにくくなり、ご遺骨に水分がつくことも防ぎます。この上にこれから納骨室の天井とお墓の一番下の台座を兼ねた石を設置するため、２種類のボンドを塗布して準備します。
カロートの据え付けが終わりました。敷石もきれいに仕上がっています。ここからはお墓本体を設置していきます。
下の台石を設置しました。黒い免震パッドと２種類のボンドを併用して据え付けを進めます。
さらに上に台石を設置して、一番上の棹石を据えていきます。ここでも、免震パッドと十分な量のボンドを使ってしっかり接着します。
完成しました！ アクセントにもなっている黒系の御影石の物置石は、左手前に配置しました。お供物を仮置きしたり、腰を掛けて休んだりと自由に使っていただけます。
「静偲」の文字はお客様のご希望です。今回はご両家のお墓なので、二つのご家名が入っています。
右上に桜の花を彫刻しました。「こんな感じがいい」とメールで送ってくださったものを参考にデザインを数パターン見ていただいた中からお選びいただきました。側面は、建立年月と、建立者の方のお名前を彫刻しています。
背面は仏様のお名前を彫刻しました。白色を入れているので細かい文字も見やすくなっています。
花立と香炉、水鉢は、一体型のタイプをご提案して採用していただきました。隙間にごみなどが入らないので、お掃除も楽です。
納骨室の空気口は、外側は雨や虫などが入らないようにカバーを付けています。今回はご希望で塔婆立もないスッキリとしたデザインで、全面を石貼りで仕上げました。見た目もきれいで、落ち葉やごみもほうきで掃いてお掃除できます。また、お墓の後方もゆとりがあるのでお掃除しやすくなっています。
お墓が完成し、これからお引き渡しとご納骨のお手伝いをさせていただく予定です。このたびはお墓の建立にあたり、弊社にお声かけいただきましてありがとうございました。たくさんの石材店がある中から弊社のことを見つけてくださり、お声かけいただけたことをとてもありがたく思っております。ご希望に沿ったお墓に仕上がっておりましたら幸いです。
今回は、茨城県境町にある清水丘聖地霊園第一霊園での建立事例をご紹介いたしました。隣接している第二霊園は昨年募集が始まった新しい霊園で、第一霊園は平成7年に整備されました。さしま斎場に隣接しており、きれいに整備されていてお参りしやすい霊園です。弊社からは、隣県ではありますが車で30分ほどの距離なので、どちらの霊園でもたびたびお仕事をいただいています。お墓の建立に限らず、修理やリフォーム、追加彫刻など、お墓のことでしたらなんでもお気軽にご相談ください^^
