久喜市寺院墓地にて、花立加工と香炉交換、墓誌の追加設置
埼玉県久喜市にて、お墓・石材のお仕事をさせていただいております、木村石材店 石原です。久喜市のお寺様墓地にて、花立加工・香炉交換と、墓誌の追加設置をお任せいただきましたので、ご紹介いたします!
久喜市 寺院墓地 花立加工・香炉交換・墓誌追加設置
「墓誌がいっぱいで彫刻する場所がない」とお困りのお客様からご相談いただきました。まずはお墓へ確認に行かせていただきました。
こちらがご相談のお墓です。左側が先祖代々のお墓で、敷地の中には他にも古くからのご先祖様のお墓がありました。ご相談の墓誌を確認すると、確かにもう彫刻スペースがない状態でした。お客様はほかにも、香炉を作り替えることもご希望でした。
確認すると、かなり前にコンクリートで作られた香炉で、老朽化しているようでした。お隣のお墓も同じものがあります。また、花立は昔ながらのねじ式のものでした。このあたりでも20年ほど前までは主流だったタイプで、花筒がねじで付いているのでクルクル回して取り外しができます。ただ、あまり深さがないことや取り外しが面倒なこともあり、最近は落とし込み型の花立が多くなってきています。お客様とお話して、この機会に花立も作り替えることになりました。
向かって右側にはお地蔵様もおられました。こちらも先ほどのお墓と同じように、コンクリートの香炉とねじ式の花立です。花立は加工が必要なので、工場へ持ち帰って作業します。
花立の加工、香炉の交換が完了しました。
どちらも工場で花立に穴を開けて、落とし込み式の花立になりました。ステンレスの花筒を差し込んでいて、取り外しが簡単にできます。また、深さもあるので花も立てやすく、お水もたくさん入れることができます。左手のお墓の香炉は経机型の香炉で、展示場にある香炉から同じ黒御影石のものをお選びいただきました。右側のお墓は「カタ丸」と呼んでいる白御影石のシンプルなものです。
お地蔵様の方も花立を落とし込み式にし、香炉は「カタ丸」をお選びいただきました。香炉の中にあるのはステンレスの香皿です。
新しく追加した墓誌です。墓誌板は以前からあるものに合わせた黒御影石、台座は白御影石をお選びいただきました。
新しい墓誌には、お施主様のお父様とお母様のお名前を彫刻させていただきました。もともとの墓誌の左端にお父様のお名前を彫刻されていましたが、お二人のお名前を並べてあげたいとご希望でしたので、ご希望通りに仕上げました。
ご納骨のお手伝いもさせていただきました。お母様はご生前から「隣にしてほしい」といつもおっしゃっていたそうです。そのお話だけでもとても仲の良いご夫妻だったことが分かりましたので、ご遺骨もお隣に並べて安置させていただきました。このたびはご用命、ありがとうございました。何かございましたら、またお気軽にお声かけくださいませ。
今回のご相談では、墓誌がいっぱいになってしまってどうしたらよいのか、お客様はとても悩まれていました。今の墓誌にある古いご先祖様のお名前もあわせて新しい大きな墓誌を建てるという方法もありますが、それでは彫刻も増えるので費用のご負担が大きくなってしまいます。新しく建てることで費用面を抑えることができましたし、お二人のお名前を並べて彫刻することをご提案して喜んでいただくことができました。お墓のことは分かりにくいことも多く、「どうしたらよいの?」と悩まれることもあるかと思います。ご事情はお客様それぞれで違うと思いますので、弊社ではご希望やご予算等を詳しく伺って、可能な限り最適な方法をご提案いたします。お一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください^^
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